Education2.0Conference最終日の翌日、JETROドバイ事務所を訪問しました。
中島所長にお会いし、世界のハブになりつつあるドバイのいまについてお話を伺いました。
7つの首長国から成り立つアラブ首長国連邦(UAE)。首都アブダビが石油産業に主力を置いているのと対照的に、ドバイは観光、交易に力を注ぎ世界一の観光消費都市として魅力を放ち、世界のハブとして台頭しつつあります。全人口のうち外国人が約9割を占め、インド人が約4割。個人所得税はなく、2023年6月から法人税が初めて導入されるということで進出企業がざわめき立っているそうです。
▼事務所から望む街並み
年収が高い都市だけあり、満員電車の中でも人々の表情が明るいのが印象的でした。そのまましばらく居ついてしまいたくなりそうな、エネルギーの高い都市。
出稼ぎに来ているパキスタン出身のタクシードライバーやフィリピン人の店員、アブラという渡し船の船頭たちも口々にドバイはいい街だと言っていました。
建設ラッシュのドバイ。建設現場で働く外国人には出逢う機会がありませんでした。彼らにとってのドバイはどんな街なのでしょうか。
▼地下鉄駅構内
ドバイを歩いていると、エレベーターやエスカレーター等に日本企業の名前があることに気づきます。
世界一高いビルや世界最大のショッピングセンター等「世界一」にこだわる都市ドバイで、人命にかかわる大事なところは日本の技術が採用されている。日本が世界の信頼を得ている、世界に必要とされている分野を改めて認識させられました。
▲右:世界最大ショッピングモール「ザ・ドバイ モール」内の紀伊国屋書店 隣りはソニー
高級リゾート地の人工島、パーム・ジュメイラへ向かうモノレイルが日本企業によるものと担当された企業の方から伺っていたので、JETROのドバイオフィスのある駅から2つ隣りにある始発駅ゲートウェイから乗ってみました。
時間の都合で最終駅のひとつ手前のザ・ポイントでランチをして帰りましたが、帰りの飛行機で観た故・松本零士氏の映画『劇場版 銀河鉄道999』に描かれた列車が、終着駅に向かうモノレールとどこか重なり心に残りました。
▲ザ・ポイントのレストランカフェでいただいたオリーブとモロッコティー 暑さに効く
▲左:モノレールのチケット / 右:公共交通デポジットカード
発展著しいドバイでは、日本語を学ぶ人も多く、日本との貿易や観光に期待がもてます。
私も今後ぜひドバイの人たちに研修を提供する機会をと思います。
ドバイは初の中東滞在でもあり、得難い機会となりました。
お忙しい中快く対応くださった中島所長を始め、ご支援くださった皆様に感謝申し上げます。
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